RKCアーカイブ

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2020.10.14(水)放送

「鉄道・列車」のアーカイブ

放送日の10月14日は「鉄道の日」。そこで、今回は「鉄道・列車」をテーマにお送りしました。


≪ 県内の国鉄・黎明期 ≫


・「高知県内での国鉄の始まり」

高知県内で国鉄の歴史が始まったのは、今から96年前、大正13年(1924年)3月。県内で最初に開通した区間は「須崎駅」と日高村の「日下駅」の間で、当時、線路を走っていたのは、SL(蒸気機関車)でした。


・「窪川駅・国鉄バス乗り場」 *昭和34年(1959) 今から61年前

この頃は、県の西部には、窪川までしか線路が通っておらず、その先へはバスを使うしかありませんでした。しかし、昭和38年、終着駅が「土佐佐賀」にまで延び、その時、地元は盛大な祝福ムード。大変な喜びようでした。


・「国鉄 窪川-土佐佐賀間 開通、開通時の土佐佐賀」 *昭和38年(1963) 今から57年前

佐賀の港も、お祝いムードで、大漁のぼりをはためかせた漁船が40~50隻登場。地元・佐賀中学校の鼓笛隊の演奏に、お祝いの鳴子踊りも登場しました。この時は「佐賀町始まって以来の賑わい」と言う人もいたようです。

当時の佐賀町の人口は6000人ですが、鉄道開通初日の駅の乗降客は7000人。
まだ汽車に乗ったことのない人もいて、中には、珍しがって2回往復した人もいて、この日、列車は9回往復しましたが、全て超満員だったということです。



≪ 鉄道の達人 ≫


・「趣味が高じてここまでやっちゃいました」 * 平成17年(2005) 2/19 O.A.

今から15年前の番組の特集でご紹介したのは、中平春男さん(当時61歳)。

中平さんは、マニアの間では、名の通った鉄道模型のコレクター。そして、自宅や近所の喫茶店に巨大なレイアウトを制作し、愛好家たちと一緒に楽しんでいました。

しかし、中平さんの夢には、まだ続きがあったんです。


・「畳14枚分の巨大鉄道模型」 * 平成19年(2007) 10/12 O.A.

2年後、再び、中平さんのところにうかがうと、新しいレイアウトが出来ていました

なんと、広さは畳14畳分、レールの総延長は160mという巨大レイアウト!

ちなみに、列車に超小型カメラを取り付けて走らせてみたところ、映し出された映像は
まるで、実際の景色のよう。リアルな風景が広がっていました

さらに、このレイアウトの本当のすごさは、暗闇にしてわかりました。

そこに浮かび上がってきたのは、暗がりの町を幻想的に走る、たくさんの夜汽車の姿…。
中平さんが500個のLEDをひとつひとつ手作業で仕込み、駅のホームの街灯や家々の灯りが優しく温かく輝いていました。

鉄道模型に「夢」と「愛情」を込めて走らせる中平さんは、まさしく「鉄道の達人」でした。


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郵便番号 780-8550 高知放送「RKCアーカイブ」の係まで。

採用させていただいた方には、ささやかですが、Rケーシーの記念品「クリアファイル」を差し上げます。

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