RKCアーカイブ

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2021.07.07(水)放送

「はりまや橋の百貨店」、「バスターミナル最後の日」

今回の「RKCアーカイブ」は、「はりまや橋の百貨店」と、併設されていた「バスターミナル」の最後の日の特集でした。



<はりまや橋の百貨店>  *高知市の「さっつん」さんからのリクエスト



・「土電会館の誕生~とでん西武~高知西武へ」 【写真1、2枚目】   *昭和33年(1958)

最初の名前は、「土電会館」。63年前の昭和33年にオープンし、たちまち、はりまや橋の新名所になりました。

「土電会館」は、モダンな複合施設。百貨店だけではありません。西ドイツ代表の陸上チームが宿泊した「ホテル」、高知で初めてホテルで挙式と披露宴をおこなった「宴会場」や「大ホール」、超大作の「十戒」でこけら落としした「映画館(テアトル土電)」、さらに、TVのサテライトスタジオもあり、生放送もしていました。


その後、店の名前は、「とでん西武」、「高知西武」へと変わっていきます。




・「いろいろな催しもの」

◆「第一回皿鉢まつり」 *昭和44年(1969)
◆「世界のネコ展」  *昭和61年(1986)
◆「世界のワンちゃん大行進」  *平成2年(1990)
◆「ピカソ展」  *昭和57年(1982)
◆「ザ・プロレス展」  *昭和59年(1984)



・「西武ライオンズ 優勝」   *昭和57年(1982)

高知でキャンプをおこなっていた西武ライオンズの選手たちが店頭に現われたことも…。昭和57年、広岡監督に代わった1年目。春野キャンプにやって来た選手たちが、高知のファンにあいさつをしました。

そして、この年、ライオンズは初の日本一に輝き、お店も、お祝いムード。この後、西武ライオンズは、黄金時代。毎年のように優勝していたので、「ライオンズ優勝記念セール」は、秋の恒例イベントになっていました。




・「高知西武 閉店」   *平成14年(2002)

「はりまや橋の百貨店」は、高知の繁華街のシンボル。たくさんの人を笑顔にしてくれ、この場所にあるのが、当たり前だった百貨店。しかし、長い歴史の幕を閉じる時がやってきました。

「土電会館」、「とでん西武」、「高知西武」と続いてきたお店の最後の日…。
最後の灯りが消える瞬間を、従業員たちも、想いを込めて見つめていました。

たくさんの人に親しまれてきた「はりまや橋の百貨店」。想い出は、消えることはありません。




<土電バスターミナル最後の日>


・「土電バスターミナル 閉鎖」 【写真3枚目】   *平成17年(2005)


高知市のはりまや橋交差点にあった「土佐電鉄のバスターミナル」。高知西武が閉店した後も、一日に約300便のバスが出発していましたが、ついに最後の日がやってきました。

乗客などが、長年親しんだバス乗り場に名残を惜しみ、最後の記念写真を撮る人もいました。バスターミナルの天井には、たくさんの「ツバメの巣」があり、おなじみの景色でしたが、その光景も、なくなります。

昭和33年以来、土電バスの始発場所として県民に利用され、多くの人の思い出が詰まった「土佐電鉄のバスターミナル」は、高知西武の閉店から3年後の平成17年、2005年11月10日、48年の歴史に幕を降ろしました。





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