RKCアーカイブ

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2021.07.28(水)放送

「土用の丑の日(ウナギ)」、「鏡川まつり」のアーカイブ

今回の「RKCアーカイブ」は、放送日の7/28が「土用の丑の日」だったため、ズバリ、「土用の丑の日(ウナギ)」と、かつて高知の夏の風物詩だった「鏡川まつり」の特集でした。



<土用の丑の日(ウナギ)>


・「土用の丑の日(大橋通り)」【写真1枚目】     *昭和34年(1959)

昭和34年の高知市の食の台所、大橋通りでの「土用の丑の日」の様子。やはり、ウナギが人気だったようで、次から次へと焼いていました。当時の値段を見てみると、「50円」とか、「100円」とか、「120円」とか、この頃は安かったんですね。ですから、家でもお腹いっぱい食べられたようで、皿に山積みで、かぶりついて食べている映像も残っていました。


では、どのようにして、ウナギを獲っていたのか?伝統的な漁法の数々です。

・「コロバシ漁」  *昭和37年(1962)
・「石ぐろ漁」   *昭和37年(1962)
・「柴漬け漁」  *昭和56年(1981)
・「はえ縄漁」  *昭和54年(1979)


続いては、ウナギ料理をいくつかご紹介。

・「うなぎチャーハン」   *平成12年(2000)
・「うなぎの石焼まぜごはん」   *平成29年(2017)
・「うなぎのスキ焼き」     *昭和56年(1981)


「ウナギが夏バテに良い」といわれるようになった歴史は古く、奈良時代の万葉集にも記されています。そして、江戸時代には「土用の丑の日にはウナギ」という考えが一般に広まったようです。身体が元気になるものを食べて、暑い夏を乗り切りましょう!





<鏡川まつり>


鏡川まつりは、平成17年(2005年)まで、35年間、高知市の鏡川河畔で実施されました。「美しい自然、ゆたかな心」をテーマに、高知の夏を彩る風物詩として、多くの人に支えられ、そして、たくさんの人に親しまれたお祭りでした。【写真2枚目】



・「第1回鏡川まつり」   *昭和46年(1971)

鏡川祭りが産声を上げたのは、今からちょうど50年前の昭和46年(1971年)。

入場者を迎えたのは、高さ9mの「花台」。この「花台」は、高知独特のもので、かつて、県内のいろいろなおまつりに登場していましたが、大正末期に消滅。しかし、鏡川まつりのスタートにあわせて、実に半世紀ぶりに復活し、その後も、鏡川まつりのシンボルとなりました。

第1回鏡川まつりには、3日間で30万人が訪れ、大盛況のうちに閉幕しました。



・「第2回鏡川まつり」   *昭和47年(1972)

翌年の第2回の鏡川まつりには、新たな趣向。かつて、浦戸湾の名物だった釣り船「帆傘船」や「投網の回し打ち」が披露されました。

さらに、この年、高さ30mまで水を噴き上げる「潮吹く鯨」(体長20m)が登場。第5回鏡川まつりからは、親子クジラになり、その後も、鏡川まつりを象徴するシンボルとなりました。【写真3枚目】

鏡川まつりは、その後も、時代とともに、いろいろな趣向や催しものが増えていきました。

・「富くじ付きうちわ」
・「ゆかたカラオケコンテスト」
・「絵馬ちょうちん」
・「スノーランド」
・「時報花火」

鏡川まつりは、2005年に幕を下ろしましたが、土佐の夏に、家族で、友人で、カップルで、大切な人と一緒に過ごした思い出が記憶の中に残っている人も多いのでは。



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