RKCアーカイブ

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2021.11.10(水)放送

「坂本龍馬と司馬遼太郎」のアーカイブ

11月15日は、幕末の志士・坂本龍馬の生誕日であり、命日です。
そこで、今回のテーマは、「坂本龍馬と司馬遼太郎」


・「坂本龍馬」

坂本龍馬は、「薩長同盟」の締結や「大政奉還」など、近代日本の誕生に大きく貢献しましたが、亡くなった頃は、その存在と活躍は、ほとんど知られていませんでした。

・「汗血千里の駒 挿絵展」   *平成22年(2010)

坂本龍馬を主人公にした最初の小説といわれているのが、明治時代の新聞連載小説「汗血千里の駒」。土佐の自由民権家・坂崎紫瀾が執筆し、坂本龍馬が世間に知られるきっかけとなりました。

・「竜馬がゆく」

そして、その後、坂本龍馬の知名度と人気を決定的なものにした小説が「竜馬がゆく」今から約60年前の昭和37年、新聞連載でスタートし、今なお読まれ続けている時代を超えたベストセラーです。

・「高知県名誉県人第一号(明治百年記念式典)」  *昭和43年(1968)

作者の司馬遼太郎さんは、平成8年(1996)に亡くなるまで、多くの歴史小説やエッセイを発表し、特に、高知との縁の深い人でした。昭和43年(1968)におこなわれた明治百年記念式典で、司馬さんは、高知県で初めての名誉県人になりました。



・「司馬遼太郎講演会 ~竜馬がゆく~」 *昭和60年(1985)

今から36年前の昭和60年、龍馬生誕150年を記念して、司馬さんが「竜馬がゆく」をテーマにした講演会をおこないました。司馬さんが、直接、龍馬について語ることはめったになかったということで、東京、神奈川、北海道など、全国から1300人が集まりました。


司馬さんは、約2時間半にわたって語りました。





「‘竜馬がゆく’を執筆したのは、土佐高出身の新聞社の後輩から頼まれたことがきっかけ初めは、書く気がなかったものの、その後、他の調べ物をしていると、何故か「坂本龍馬」の名前が出てきて、調べていくうちに、これは面白い人物だと感じた。」

「龍馬は、自分というものを簡単に捨てることのできる人だった。」

時機を見抜く天性の能力があった。」

明治維新は、龍馬にとっては片手間のものだった。」

龍馬がやりたかったことは商船隊をつくることだった。」など、

司馬さんが感じた龍馬像を話してくれ、講演会の最後は、大きな拍手が起きていました。



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