番組審議会

第679回番組審議会

開催日

令和元年9月18日(水) 午後3時

開催場所

高知放送本社 役員会議室

委員の氏名

委員総数 7名
出席委員 7名
 出席委員の氏名
  委員長  海老塚和秀
  副委員長 清原 泰治
  委 員  渡部  淳
       森沢 孝道
       又川 晃世
       布  多恵
       亥角 理絵

社側出席
 代表取締役社長   佐竹 慶生
 専務取締役     有澤 雅章
 取締役       山岡  禎
 報道制作局長    竹島 章記
 編成業務局長    越智 義久
 RKCプロダクション 業務本部 副部長
           大橋将明

<事務局>
 番組審議会事務局長 前田 倫子

議題

*RKCプロダクション制作 テレビ番組
「小学生が挑む! 高知防災クイズチャンピオンin 黒潮町」
 放送日時 7月27日(土)16:30~17:00

議事の概要

◇番組への意見・感想等

*全体に流れは良かったが参加チーム数が気になった。ちょっと淋しい感じがした。運営上チーム数を絞ったのか応募が少ないのか。少ないのであれば今後の対策が必要であろう。「災害トリアージ」についての問題が2問あった。色の優先順位を問い次に言葉の意味を問うていたが、出題順序が逆ではないか。手話を実演してその意味を問う問題はノーマライゼーションを意識しており、非常に良かった。

*クイズ番組は好きではないが、知らない事を知られて自分にとっては役に立った30分だった。用語や言葉の言い回しが若干難しいと感じる部分もあったが、参加した小学生には驚かされた。子どもの頃から当たり前に防災を意識し知識を学び備えることは、非常に大事と感じた。子どもたちの解答の後に少しずつでも説明が欲しかった。ほとんどが「正解、不正解」で終わってしまっていて、全てで「もうちょっと先」を知りたかった。

*テロップやナレーションを上手く使って30分番組にギュッと凝縮してまとめており、テロップを見るだけで番組の進行状況を知る事ができた。正解の後には写真や映像、または説明を入れて欲しかった。より一層興味が持て知識も広がったと思う。全体としては小学生の夏休みのスタートにふさわしく、親子で見ても大人でも十分勉強になる番組だったと思う。小学5・6年生の児童が防災の知識を持ち普段から学んでいる事には驚かされた。

*防災に対する意識付け・きっかけ作りという観点では良い番組と思うが、マンネリ感は否めない。視聴者に「なるほど」と思わせるような出題があれば良かったと思う。30分は短い。1時間くらいの枠にして充実させてみてはどうだろう。学習した知識を競うだけでなく体験型のクイズを盛り込んだり防災士が解説を加える等の工夫をすれば、より深い内容になるのではないだろうか。

*黒潮町の映像と合わせて、南海トラフ地震で予想されている津波高の数字や町の人口・産業等の情報が欲しかった。防災学習は悲観的な数字を前提にして机に座って勉強するよりも、防災クイズのように明るく体を動かして楽しみながら行うと知識に繋がると思う。ハラハラしながら水をかけたり津波避難タワーの階段を上ったり・・・、体に刻まれた記憶は一生忘れないのでは。体験しながら知識を身につける、この番組の意義あるところだと思う。

*防災・減災に取り組む高知放送の姿勢が良く現れている番組。2年前の番組審議会での指摘を受けて修正できており、内容的にも進化していたと感じる。黒潮町での開催はリアリティがある。地元の高校生が「安政の南海地震の碑」について説明するシーンは非常に良かった。勉強している事をテレビで発表できた事は誇らしい経験になったと思う。説明した内容が直後にクイズとして出題された事も良かった。良い出題の仕方だった。

*高知放送の地震防災についての番組は、ラジオ・テレビとも中身が濃い。この番組も小学生対象といえども中身の濃いものになっていて、楽しみながら防災の知識が得られるという意味で非常に良い番組だと思う。今後も良い方向に進めていただきたい。近年は日本中どこが被災地になってもおかしくない状況にあるので、台風にはどう対応すれば良いのか等そんな広がりも工夫して欲しい。

次回番組審議会予定

10月番組審議会

日 時:令和元年10月16日(水) 15:00~
場 所:高知放送本館4F会議室
議 題:高知放送制作ラジオ番組
   「水曜日のカツオボーイズ」
   放送日時 10月9日(水)23:00~23:30 放送