番組審議会

第681回番組審議会

開催日

令和元年11月20日(水) 午後3時

開催場所

高知放送本社 役員会議室

委員の氏名

委員総数 7名
出席委員 6名
 出席委員の氏名
  委員長  海老塚和秀
  副委員長 清原 泰治
  委 員  森沢 孝道
       又川 晃世
       布  多恵  
       亥角 理恵
 欠席委員の氏名
  委 員
       渡部 淳
      (レポート参加)
社側出席
 代表取締役社長   佐竹 慶生
 専務取締役     有澤 雅章
 取締役       高木 寿隆
 取締役       山崎 由幸 
<事務局>
 番組審議会事務局長 前田 倫子

議題

*高知放送制作テレビ番組
 「劇団ひとりとビビる大木の爆旅!!
        俺たちは高知が大好きだ!!」
  放送日時 11月15日(金)19:00~19:56

議事の概要

◇番組への意見・感想等

*前作から続いて出演している劇団ひとりさんとビビる大木さん、2人のキャラクターが良い。才能豊かで嫌味がなく、出てくる言葉も自然だ。県民に受け入れられていると感じる。今回は進行に女性タレントの朝日奈央さんが加わったが、1人加わる事によってラフティングの間に歌詞を作るといったように、進行が機能的にできるようになっていたと思う。女性が入る事によって華やかさも出て良かった。

*カメラの汚れが気になったところがあった。外でのロケは仕方がないとしても、車内や店内でのロケではきちんと整えて臨んで欲しい。ロケ当日の天気が悪かった分、挿入された晴れた日に撮影された映像がきれいで逆に印象に残った。越知町が自然豊かで良いところというイメージに繋がったと思う。特に「川の駅越知」から隣接するコスモス畑を見るシーンでは、ひとりさんの振りで上手く満開のコスモス畑のシーンに繋がった。上手いと感じた。

*高知の自然を華美に表現する事もなく、自然体でそのまま映し出されていた事が嬉しかった。タレント3人はネガティブな事を言わずプラス思考で空気を上手く読み、気持ちの良い進行をしていて非常に良かったと思う。PV(プロモーションビデオ)を作る旅番組は、切り口として面白い。出演者の視点から作り上げていってくれるPV。制限はあるにしても彼らの感性で上手く表現されていて面白いと感じた。

*多くの名物・名所がある中で歌詞に「結城豆腐」が組み込まれた、その合理性・納得性は低い。キャンプ場等の陽の当たる部分だけでなく、人通りのない商店街等の厳しい現実を映像で見せる部分があっても良かったと思う。ただ気になる事はいろいろあるが、PVを見た時の町長の涙。素直に感動されていた事が今回の番組のすべてと思うし、作り手の思いが地域 に伝わったと思う。それが何よりの「成功」だと思う。

*劇団ひとりさんとビビる大木さんの掛け合いが面白い、上手い。キャンプ場での「何もしない贅沢」「おれもう東京無理かな」等は上手い表現だと感じた。笑いが出る部分としっかりと聞かせる部分と、良い言葉を持っていると感じる。これまで番組審議会ではテロップを入れて欲しい、地図を入れて欲しい等「丁寧さ」を要望して来たが、この番組はそれに応えてくれていたと思う。何か所かで囲みの説明もあり、すごく良かった。

*前回は何となくぎこちなく運びももたついた感じがしたが、今回はテンポも良く内容も充実していた。番組冒頭に主旨と目的が説明された事も良かった。台風が近づく中のロケであったが、その危機感を感じさせない番組となっていてスタッフと編集の熟練の故かと感じる。越知町の魅力が十分に盛り込まれていて、県外で放送されれば観光的にも影響を持つ番組に仕上がったと思う。

*雨ではあったが、越知町の自然の美しさを良く表現していた。満天の星、コスモス畑やラフティング等の晴れた日の映像等、私たちが知りたいと思うものをその場その場で加えていて丁寧な作りの番組だった。今「地域」「地方」は活力を失っている。そんな中で番組を通して「地域」を応援するのは、放送局としてとても大事な事と感じる。そういう意味でこの番組は「地域」を応援する局の姿勢を見せてくれている番組だと思う。

次回番組審議会予定

12月番組審議会
日時:令和元年12月18日(水) 16:00~
場所:高知放送本館4F会議室
議題:「険しくも美しい夢舞台へ
     ~第25回四万十川ウルトラマラソン~」     
      放送日時 11月23日(土)16時00分~16時30分