番組審議会

第684回番組審議会

開催日

令和2年2月19日(水) 午後3時

開催場所

高知放送本社 役員会議室

委員の氏名

委員総数 7名
出席委員 6名
 出席委員の氏名  
  副委員長 清原 泰治
  委 員  渡部 淳
       森沢 孝道
       又川 晃世
       布  多恵
       亥角 理絵
欠席 委員長 海老塚 和秀
社側出席
 代表取締役社長   佐竹 慶生
 取締役専務取締役  有澤 雅章 
 取締役       高木 寿隆
 取締役       山崎 由幸
 編成業務局長    越智 義久
 報道制作局長    竹島 章記
<事務局> 
番組審議会事務局長  前田 倫子

議題

*高知放送制作テレビ番組
   「高知からJのピッチに立ちたいワケ
      ~高知ユナイテッドSCの挑戦~」
    放送日時 2月1日(土)16:30~17:00

議事の概要

◇番組への意見・感想等 

*JFL昇格に対するチームの思いは良く分かったが、知りたいと思っていた日本サッカーの構図については良く分からなかった。放送日は微妙なところ。我々は過去の事も知りたいが3月からどう闘うのかも知りたいので、新監督へのインタビューがもう少し欲しかった。大半は去年の取材だったように感じた。監督交代や新メンバーの加入があったのに、新しい人へのウエイトが小さかったように感じた。番組構成や表現も去年を引きずっていた感がある。

*断片的には分かる所があったが、番組全体を見た時に何が主題で、それをどう描きどう説明して行こうとするのかが頭に入って来なかった。「サッカーファンなら分かる」が大前提にある感じで、そうでない人間には分からず、番組に実感を持ってのめり込む事が出来なかった。30分番組だったが、正直なところ前半くらいで「長い」と感じた。また、随所に出てくる専門用語が分からず、それが続くと不満が蓄積してしまった。

*チームの全体像がまったく見えなかった。どんな人たちなのか、日々どんな生活をしているのかも知りたかった。視聴者に「みんなで応援しよう」と思って欲しいのか、今後がただただ大変である事を伝えたかったのかがよく分からなかった。応援したい人はどうすれば良いのか、試合スケジュール等の情報があれば、応援したい人たちの行動の手助けになったかと思う。昇格を記念しての番組だったと思うが、もったいない。

*地域活性化のひとつの方法であるスポーツを盛り上げて行くには、ファン作りが重要であり、メディアはその魅力を伝える使命があると感じた。番組は私にとってはチームを理解するのに十分な内容だった。JFL昇格の背景から始まり、県内サッカーチームの変遷、現在の課題、今後の夢を取り上げていて、構成もよくまとまっていたと思う。番組で選手の魅力や企業の考え方を伝えるのは大切な事。応援するのならしっかりとやって欲しい。

*スポーツを取材する記者やスタッフはかなり専門性を高めている。そんな中で番組を制作する場合は、分からない人への視点、配慮を常に忘れないように構成して欲しい。JFL昇格がすごい事なのは分かるが、今チームがどんな位置づけなのかを解説するステップは、冒頭にあるべきと思う。テンポの良い安定感のあるナレーションは良かったと思うし、チームの歩みを懐かしい映像等入れつつ紹介した事や合併の説明の仕掛けは良かったと思う。

*どうやって伝えるか、どんな切り口にするか、スポーツ番組は本当に難しい。そのスポーツが分かっているかどうかで、全く評価は変わる。私は最初に見た時に狙いが分からなかった。FC会員獲得が狙いにあるのなら、監督や選手、人に目を向けて、その人たちの事を伝えるのが一番ではないかと思う。このチームによって県民が力をもらう、元気を取り戻す・・・そういう部分が出るような伝え方であれば、分かりやすい良い番組になったと思う。

次回番組審議会予定

※新コロナウイルス感染拡大防止対策の為、合評形式からレポート形式に変更
対象委番組:「高知龍馬マラソン2020 チームなせばなる
                ~6/10000の挑戦~」
       3月8日(日)午後5時~5時30分放送