「高知の正月文化」と「大相撲・栃煌山」のアーカイブ
今回の「RKCアーカイブ」は、「高知の正月文化」と、今年現役を引退した「大相撲・栃煌山」のアーカイブでした。
【高知の正月文化】
・「高知のお正月の風習」 *平成21年(2009)
まずは、今から11年前、土佐文化・礼儀作法の専門家に教えていただいた内容。
◆「年魚」
新しい年が大きな年でありますようにという願いを込めて、お正月には大きな魚を食べる習慣があります。関東では「鮭」、関西では「ブリ」ですが、高知では「クジラ」を食べていました。
◆「掛けの魚(いお)」
県西部の一部の地域では、新年が恵まれた豊かな年でありますようにとの願いを込めて、魚を一対向かい合わせにして家の出入り口に掛ける習慣があります。
・「昔ながらの正月文化体験」【写真1枚目】 *平成14年(2002)
今から18年前、伊野町の枝川小学校の4年生が地元に伝わる「しめ縄」や「床飾り」作りに挑戦し、それぞれの意味も教えてもらいました。
◆伊野町に伝わる「床飾り」のそれぞれの意味
□「ゆずり葉」…<幸せを次にゆずる>
□「米や魚」…<実りへの感謝>
□「干し柿」…<幸せをかき込む>
□「だいだい」…<代々繁盛>
【大相撲・栃煌山】
大相撲の元関脇、栃煌山こと、影山雄一郎選手は、安芸市出身。
安芸中学時代、全国大会で団体・個人2冠の中学横綱。
高校時代も、強豪校・明徳義塾の主力としてインターハイで団体優勝、相撲の世界ジュニア選手権(重量級)でも優勝するなど活躍しました。
そんな栃煌山が相撲を始めたきっかけは、地元の先輩でもある元・関脇「土佐ノ海」の存在。
土佐ノ海が子どもの時に鍛えた「安芸少年相撲クラブ」に栃煌山も通い、厳しい稽古で相撲の基礎を学びました。
そして、今から12年前、地元の安芸市で開かれた秋巡業で、土佐ノ海と対戦し、勝利を収めることができました。
土佐ノ海が引退した後、栃煌山は、土佐ノ海の分まで、地元の期待を背負いました。
また、高知県のおらんく力士として、高知への想いも強く持っていたようです。
高知に里帰りしたときには、よく、子どもたちのところを訪問し、一緒に給食を食べたり、取組みで胸を貸したりもしていました。
気は優しくて、力持ち。
高知のおらんく力士として、真っ直ぐに相撲道を突き進んできた栃煌山関、長い間、お疲れさまでした。
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