RKCアーカイブ

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2021.06.09(水)放送

「魚梁瀬森林鉄道」のアーカイブ

今回の「RKCアーカイブ」は、かつて、県東部を走っていた「魚梁瀬森林鉄道」のアーカイブでした。



・「魚梁瀬森林鉄道」 【写真1枚目】  *「匿名希望」さんからのリクエスト


魚梁瀬森林鉄道が誕生したのは、明治44年。
馬路村の良質な魚梁瀬杉を海岸の町まで運ぶために誕生しました。

総延長256キロという全国有数の森林鉄道は、戦前、戦中にわたって活躍し、日本が復興に向かう戦後に最盛期を迎えました。

魚梁瀬森林鉄道が運んだのは、木材だけではありません。
たくさんの人が利用し、また、日用品も運搬しました。

山奥にある村にとって、森林鉄道は、町の文化をつなげてくれるもの。
人々の暮らしが鉄道とともにあった時代でした

山の生活を支えてきた魚梁瀬森林鉄道でしたが、魚梁瀬ダムの建設、道路の整備に伴い、昭和38年に廃止式がおこなわれ、半世紀以上に渡った、その使命を静かに終えました。


しかし、それから、46年後、森林鉄道は、再び、地域の力となりました。

平成21年(2009)、旧森林鉄道の橋や隧道などの施設が近代化産業遺産や国の重要文化財に認定・指定された他、平成29年には、ゆず文化とともに、県内の市町村で初めての日本遺産にも認定され、地域活性化のきっかけになろうとしています。


そして、機関車も、なくなっていませんでした。

70年前に走っていた本物の機関車が、今も、地元・魚梁瀬で動く状態で大切に保存されています。


森林鉄道の歴史は、今も、続いています。




・「Q、この人は何をしている?」 【写真2枚目】


魚梁瀬森林鉄道に関するクイズも出題しました。

今から12年前の2009年放送の「こうちeye」のコーナー「とさ勉」で出題した問題。

魚梁瀬森林鉄道が運んでいる木材の上に立っている人がいました。
この人は、何をしているのでしょうか?




・「A、正解は、ブレーキをかける人」 【写真3枚目】


貨車は20両、多い時には30両もあり、機関車のブレーキだけではコントロールできず、貨車のブレーキも使っていました。

そのため、貨車を飛び渡ってスピードをコントロールする人がいたんです。




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