RKCアーカイブ

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2021.10.20(水)放送

「高知の映画(活動写真)」のアーカイブ


今回のテーマは、映画!「高知の映画(活動写真)」と題してお送りしました。


<高知の映画(活動写真)>

・「TOHOシネマズ高知 オープン」 *平成16年(2004)

今から17年前県内初四国最大のシネコン「TOHOシネマズ高知」オープンしました。座席は事前予約が出来、大変、便利に。館内もオシャレ快適な空間です。


昔の映画は、今とは違う雰囲気でした。


・「高知の映画館 黎明期 (明治~大正~昭和初期)」 
昔、映画のことを活動写真と呼んでいた時代。高知で初めて映画が上映されたのは、明治末期のこと。大正時代に入ると、次々と、常設の映画館が開館しました。





・「無声映画の活動弁士」
当時の映画(活動写真)は、「無声映画(サイレント)」。映像だけで、音はなく、弁士といわれる人たちが台詞や解説をつけていました。

平成におこなわれた、弁士が登場する無声映画の上映会。時代が変わっても、お客さんに好評だったようです。


・「映画の看板士」
その他にも、映画を引き立て、盛り上げる人たちがいました。映画の看板士です。

昔は、映画は観なくても看板を観て楽しむというファンもいて、看板を掛けかえる時には、多くの人だかりができたそうです。


・「その後の高知の映画館(昭和~平成)」
その後、映画は音の出るトーキーに変わり、映画は庶民にとって欠かせない娯楽になりました。県内各地に映画館ができ、最盛期には147館!高知は、映画熱の高い土地柄だったようです。



次の上映を待つ人や、立ち見のお客さんもいました



・「高知東宝 閉館」 *平成18年(2006)

しかし、テレビの登場ビデオの普及などで、映画をめぐる環境は、徐々に厳しくなっていきました。そして、平成18年には、高知市中心街で最後に残っていた「高知東宝」が閉館し、「高知の映画」は、大きな節目を迎えました。



<守り続ける高知の映画(活動写真)>

今でも頑張っている映画館があります。

・「大心劇場(安田町)」
県東部の安田町の町外れにひっそりと佇む「大心劇場」。館主の小松秀吉さんは、父親が一度、廃館にした映画館を譲り受け、上映を続けています。
コロナ禍で、臨時休館も余儀なくされましたが、再開。これからも、この場所で頑張る決意を固めていました。


・「あたご劇場(高知市)」

高知市の「あたご商店街」の大通りから少し入ったところにある「あたご劇場」昭和30年頃に誕生した木造3階建ての古い建物の映画館です。
テレビやビデオの普及などによって映画館を訪れる人は激減しましたが、それでも、あたご劇場は、厳しい状況をしのぎ、街の映画館が次々と消えていく中、半世紀以上の歴史を刻んでいます。最新のデジタル上映にも対応していますが、今では少なくなったフィルム映写機現役で活躍。

‘高知の映画の灯’は、ここでも灯り続けていました。



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