2022.01.26(水)放送
「高知の冬」のアーカイブ
- 今は、一年の中でも、一番寒い時期になります。
≪ 高知の冬 ~ 雪 ~ ≫ *高知市の「みい」さんからのリクエスト
南国土佐にも、「雪」は積もるんです。
・「高知市に過去最高の積雪」 *昭和62年(1987)
今から35年前の1月13日、南国土佐が白く覆われました。
この時の高知市の積雪「10センチ」は、今でも観測史上最高の記録となっています。
車の屋根も、ご覧の通り。交通機関も大幅に乱れ、通勤・通学は、大混乱となりました。
高知市の大雪は、この時だけではありません。平成に入ってからもありました。
・「高知市で積雪9センチ」 *平成17年(2005)
今から17年前の12月18日、高知市では、歴代2位となる「9センチ」の積雪!
街は、すっかり、雪に覆われ、観光名所も雪化粧となりました。
高知市以外、特に、山間部では、もっと雪が降ったところがあります。
・「梼原の大雪」 *昭和62年(1987)
梼原町の35年前の映像です。
高知市内とはレベルが違う「60センチ」の積雪。
除雪車まで出動し、雪の片づけが始まりました。
しかし、梼原町では、過去に、これ以上の記録的な大雪が降ったことがありました。
・「梼原村の38豪雪」 *昭和38年(1963)
昭和38年のいわゆる‘38豪雪’では、交通手段が完全に途絶え、食料も不足、陸上自衛隊が派遣されるほどの豪雪となりました。
雪が積もると、大人たちは困ることが多いですが、子どもたちは、楽しそうです。特に、普段、雪を知らない子どもたちは夢中になります。
・「吾川村で海の子と山の子が雪遊び交流」 *平成15年(2003)
19年前、当時の吾川村の名野川小学校の子どもたちが、海の町・奈半利町の加領郷小学校の子どもたちを地元に招いて、一緒に雪遊びをおこないました。
子どもと‘雪’は仲の良い友達です。
≪ 高知の冬 ~ 温泉 ~ ≫
次は、寒いときには、温まりたくなる「温泉」の映像です。
・「北川温泉」 *昭和54年(1979)
安芸郡北川村の「北川温泉」。昭和50年、林業事業者の保養施設として、村が整備。
今は、名前も「北川村温泉」となり、新しい建物ができています。
・「馬路温泉」 *平成元年(1989)
北川村のお隣・馬路村にあるのが、「コミュニティーセンター馬路」。
清流・安田川などを一望できる環境で、湯につかれます。
・「べふ峡温泉」 *昭和60年(1985)
徳島との県境に接する山間部、当時の「物部村」。紅葉の名所「別府峡」から2キロ下流の場所に、昭和60年にオープンしたのが「べふ峡温泉」。
現在は、リニューアルしています。
・「井ノ岬温泉」 *平成元年(1989)
当時の「大方町」の旧国道脇にあったのが「井ノ岬温泉」。
浴室の窓を開けると、雄大な太平洋を目に焼き付けることができました。
・「寿荘」 *平成元年(1989)
四万十市西土佐の「寿荘」は、林の中に、ひっそりと建つ一軒家。
岩風呂は、十畳ほどの広さで、都会の喧噪を忘れさせてくれる「お湯」です。
・「中村 久保川の手づくり温泉」 *平成元年(1989)
当時の中村市久保川では、四万十川の近くに湧水を活用して地元の人が作った温泉がありました。
ストレスもお湯に流して、裸のお付き合い。身体も、心もすっきりできるのが「温泉」の良いところですね!
≪ 高知の冬 ~ 冬の漁 ~ ≫
土佐の海の男たちは、寒さに負けずに、冬の海で魚を釣り上げます。
・「ブリ釣り」 *昭和36年(1961)
61年前の「県民ニュース」でも紹介されました。昔の豪快なブリ大漁の映像です。
カラーの映像でも‘大漁のブリ’が記録されていました。
・「寒ブリ 20年ぶりの大漁」 *昭和58年(1983)
今から39年前。当時の大方町の井ノ岬沖の大敷網で、大漁のブリがあがりました。
運ぶのも力仕事。その数は、ざっと7000匹! 漁港は、ブリであふれんばかりとなりました。
・「足摺のサバフグ漁」 *平成6年(1994)
今から28年前の足摺沖。サバフグ漁です。
毒性が低いため、釣ったサバフグは自ら調理。当時は、さばくのに免許が必要なかったんです。
寒い冬の海で仕事した後は、サバフグの汁物で身体を温めていたようです。
・「足摺のクエ漁」 *平成5年(1993)
この魚は、大物。足摺沖でのクエ漁です。
大きいものは、30キロあるという豪快な漁。
「クエ」は、料理店などからの引き合いも多く、高値がつく高級魚。
冬の料理には、ことのほか珍重されて‘鍋料理の王様’ともいわれます。
・「冬の足摺岬・メジカ漁(ズームイン!!朝!)」 *平成9年(1997)
うどんやそばのダシに使われる宗田節の原料として人気の「メジカ」(マルソウダ)。
足摺岬沖は、全国の6割の水揚げを占める日本一の漁場です。
夜明け前の早朝4時半に漁に出て、夕方、港に帰る頃には、平均で400~500kg、1千匹以上、釣っています。
日本一の漁場ということで、土佐清水には、高知県内外の漁師さんが泊まり込みでやってきます。
家族と離れて3ヶ月から半年。足摺沖で、来る日も来る日も、メジカを追うんです。
土佐清水の港が闇に包まれる頃、海の男は、明日に備えて、英気を養っていました
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そこで、今回の「RKCアーカイブ」では、「高知の冬」をテーマに、
「雪」、「温泉」、「冬の漁」のそれぞれのアーカイブを特集しました。