2022.02.09(水)放送
「リクエスト特集」
今回の「RKCアーカイブ」は、「リクエスト特集」でした。
《 ウミガメの放流・産卵 》 *奈半利町の「みみ」さんからのリクエスト
・「元小学校(室戸市)のウミガメの放流」 *平成2年(1990)
室戸市の元海岸は、毎年、ウミガメが産卵にやって来る場所として有名で、地元の元小学校では、昭和40年(1965)からウミガメの卵を保護する活動を続けています。
孵化した子亀は、水槽に移した後、海に放しています。
体長4~5㎝の身体ですが、海に向かって、懸命に砂を這っていきます。
子亀たちは、海の中で成長し、数十年後には、今度は、親亀として帰ってきて、産卵をおこないます。
・「ウミガメの産卵(大方町)」 *平成2年(1990)
今から32年前、当時の大方町で撮影したアカウミガメの産卵の様子です。
一度に、100個余りの卵を産みますが、全てが孵化出来るわけではありません
卵を産んだ後は、また海へと帰り、子どもたちと一度も顔を合わすことはない親ウミガメ。
目から流れているのは、身体の塩分を出している水ですが、「ちゃんと産まれてくるように」、「自分一人でしっかりと生きていくように」、そう願うしかないウミガメの涙のように見えます。
産卵の後、ウミガメは、静かに、また、海へと向かっていきます。大きな仕事を終えたウミガメを、波がやさしく迎えているようでした。
《 れいほく高速博、高速道路開通 》 *高知市の「お疲れ店長」さんからのリクエスト
・「高知自動車道(大豊~南国間)開通」 *昭和62年(1987)
高知県に初めて高速道路が開通したのは、昭和62年10月8日。
当日は、各放送局が特別番組を編成し、現場では、朝から放送の準備が始まっていました。
開通時刻の午前10時には、18台のテレビカメラが、その瞬間を撮影していました。
そして、高知県にとって初めての高速、高知自動車道「大豊-南国間」が開通しました。
関係車両300台が通り初めをし、一般車も午後から通行が始まり、高知の高速道路の歴史がスタートしました。
・「れいほく高速博」 *昭和63年(1988)
高速が開通した半年後から始まったのが、「88れいほく高速博」。
大豊インター近くの高台で開催された、嶺北5ヶ町村による「手づくりのミニ博覧会」でした。
高速博のマスコットの「大杉小僧」
注目の施設は、ピラミッド型の立体迷路でした。
高さ約20mの4階建てで、出るまで、平均30分かかったそうです。
小規模ですが、温かさとローカル色いっぱいの山の博覧会には、45日間の期間中、目標を上回る20万人を超える人が集まりました。
《 高速船コーラル、足摺海洋館 》 *高知市の「うめまめ」さんと、高知市の「かれーぱんまん」さんからのリクエスト
・「高速船コーラル」 *昭和63年(1988)
昭和63年(1988)に登場したのは、高速船(足摺高速ライン)「コーラル」。
同じ年に瀬戸大橋が開通したこともあり、県外客に足摺まで足を運んでもらおうと誕生しました。
高知港と土佐清水市の以布利港を約2時間で結ぶ期待の‘海のハイウェー’でしたが、乗客数は伸びず、就航から3年後の平成3年(1991)には姿を消してしまいました。
・「足摺海洋館」
土佐清水市に昭和50年にオープンしたのが「足摺海洋館」。県が7億円をかけて完成した施設です。
目玉は、当時、日本最大級だった大水槽。
高さ6m、直径9mのガラス張りで、土佐湾の生きもの、約100種類5千匹を展示していました。
【シノノメサカタザメ】 *昭和52年(1977)
特に、人気があったのは、大型の「シノノメサカタザメ」。
地元の大敷網にかかったのですが、その大きさは、体長2.5m、重さは150kgの超ビッグサイズでした。
【マンボウ】 *昭和57年(1982)
その他にも、人気者だったのが、「マンボウ」。大きいものは、体長が3m、体重は2トン超。足摺海洋館のシンボルマークにもなっていました。
マンボウは、飼育が難しく、泳いでいるマンボウの実物は、めったに見られないとあって、子どもたちを中心に人気の的になっていました。
【カブトガニ】 *昭和58年(1983)
カブトガニは、尾が剣のように鋭く、‘生きた化石’ともいわれている珍しい生きものでした。
足摺海洋館は、‘四国最大級の水族館’として、45年間で300万人を超える人たちが訪れ、親しまれてきましたが、老朽化のため、建て替えることになりました。
閉館日は、一昨年の2月29日。多くの人で賑わう中、前の建物は、約半世紀にわたる歴史の幕を下ろしました。
・「新足摺海洋館 SATOUMI オープン」 *令和2年(2020)
そして、その5ヶ月後(7/18)、今までの建物の隣に登場したのは、新しく生まれ変わった新足摺海洋館「SATOUMI」です。
オープン初日から賑わいました。‘足摺の海の豊かさ’を感じさせてくれる「足摺海洋館」の歴史は、今も続いています。
「RKCアーカイブ」では、皆さまからのご意見、ご感想や、もう一度見たい特集等のリクエストをお待ちしています。番組HP、お葉書でお寄せください。
郵便番号 780-8550 高知放送「RKCアーカイブ」の係まで。お待ちしています。
採用させていただいた方には、ささやかですが、Rケーシーの記念品「クリアファイル」を差し上げます。
《 ウミガメの放流・産卵 》 *奈半利町の「みみ」さんからのリクエスト
・「元小学校(室戸市)のウミガメの放流」 *平成2年(1990)
室戸市の元海岸は、毎年、ウミガメが産卵にやって来る場所として有名で、地元の元小学校では、昭和40年(1965)からウミガメの卵を保護する活動を続けています。
孵化した子亀は、水槽に移した後、海に放しています。
体長4~5㎝の身体ですが、海に向かって、懸命に砂を這っていきます。
子亀たちは、海の中で成長し、数十年後には、今度は、親亀として帰ってきて、産卵をおこないます。
・「ウミガメの産卵(大方町)」 *平成2年(1990)
今から32年前、当時の大方町で撮影したアカウミガメの産卵の様子です。
一度に、100個余りの卵を産みますが、全てが孵化出来るわけではありません
卵を産んだ後は、また海へと帰り、子どもたちと一度も顔を合わすことはない親ウミガメ。
目から流れているのは、身体の塩分を出している水ですが、「ちゃんと産まれてくるように」、「自分一人でしっかりと生きていくように」、そう願うしかないウミガメの涙のように見えます。
産卵の後、ウミガメは、静かに、また、海へと向かっていきます。大きな仕事を終えたウミガメを、波がやさしく迎えているようでした。
《 れいほく高速博、高速道路開通 》 *高知市の「お疲れ店長」さんからのリクエスト
・「高知自動車道(大豊~南国間)開通」 *昭和62年(1987)
高知県に初めて高速道路が開通したのは、昭和62年10月8日。
当日は、各放送局が特別番組を編成し、現場では、朝から放送の準備が始まっていました。
開通時刻の午前10時には、18台のテレビカメラが、その瞬間を撮影していました。
そして、高知県にとって初めての高速、高知自動車道「大豊-南国間」が開通しました。
関係車両300台が通り初めをし、一般車も午後から通行が始まり、高知の高速道路の歴史がスタートしました。
・「れいほく高速博」 *昭和63年(1988)
高速が開通した半年後から始まったのが、「88れいほく高速博」。
大豊インター近くの高台で開催された、嶺北5ヶ町村による「手づくりのミニ博覧会」でした。
高速博のマスコットの「大杉小僧」
注目の施設は、ピラミッド型の立体迷路でした。
高さ約20mの4階建てで、出るまで、平均30分かかったそうです。
小規模ですが、温かさとローカル色いっぱいの山の博覧会には、45日間の期間中、目標を上回る20万人を超える人が集まりました。
《 高速船コーラル、足摺海洋館 》 *高知市の「うめまめ」さんと、高知市の「かれーぱんまん」さんからのリクエスト
・「高速船コーラル」 *昭和63年(1988)
昭和63年(1988)に登場したのは、高速船(足摺高速ライン)「コーラル」。
同じ年に瀬戸大橋が開通したこともあり、県外客に足摺まで足を運んでもらおうと誕生しました。
高知港と土佐清水市の以布利港を約2時間で結ぶ期待の‘海のハイウェー’でしたが、乗客数は伸びず、就航から3年後の平成3年(1991)には姿を消してしまいました。
・「足摺海洋館」
土佐清水市に昭和50年にオープンしたのが「足摺海洋館」。県が7億円をかけて完成した施設です。
目玉は、当時、日本最大級だった大水槽。
高さ6m、直径9mのガラス張りで、土佐湾の生きもの、約100種類5千匹を展示していました。
【シノノメサカタザメ】 *昭和52年(1977)
特に、人気があったのは、大型の「シノノメサカタザメ」。
地元の大敷網にかかったのですが、その大きさは、体長2.5m、重さは150kgの超ビッグサイズでした。
【マンボウ】 *昭和57年(1982)
その他にも、人気者だったのが、「マンボウ」。大きいものは、体長が3m、体重は2トン超。足摺海洋館のシンボルマークにもなっていました。
マンボウは、飼育が難しく、泳いでいるマンボウの実物は、めったに見られないとあって、子どもたちを中心に人気の的になっていました。
【カブトガニ】 *昭和58年(1983)
カブトガニは、尾が剣のように鋭く、‘生きた化石’ともいわれている珍しい生きものでした。
足摺海洋館は、‘四国最大級の水族館’として、45年間で300万人を超える人たちが訪れ、親しまれてきましたが、老朽化のため、建て替えることになりました。
閉館日は、一昨年の2月29日。多くの人で賑わう中、前の建物は、約半世紀にわたる歴史の幕を下ろしました。
・「新足摺海洋館 SATOUMI オープン」 *令和2年(2020)
そして、その5ヶ月後(7/18)、今までの建物の隣に登場したのは、新しく生まれ変わった新足摺海洋館「SATOUMI」です。
オープン初日から賑わいました。‘足摺の海の豊かさ’を感じさせてくれる「足摺海洋館」の歴史は、今も続いています。
「RKCアーカイブ」では、皆さまからのご意見、ご感想や、もう一度見たい特集等のリクエストをお待ちしています。番組HP、お葉書でお寄せください。
郵便番号 780-8550 高知放送「RKCアーカイブ」の係まで。お待ちしています。
採用させていただいた方には、ささやかですが、Rケーシーの記念品「クリアファイル」を差し上げます。