「こどもの日(端午の節句)」のアーカイブ
5月5日の放送ということで、今回の「RKCアーカイブ」のテーマは、「こどもの日(端午の節句)」。元気なこどもたちの様子など、「こどもの日(端午の節句)」のイメージで、アーカイブ映像を集めてみました。
【昔からの風習】
・「幡多郡のお節句」 【写真1枚目】 *昭和37年(1962) 今から59年前
昭和37年、今から59年前に幡多郡で撮影された節句の映像には、たくさんの大人たちが料理を作って祝う様子とともに、「凧揚げ」の様子が映っていました。幡多郡では、男の子の初節句の際に、凧を揚げる独特の伝統があります。「高く揚がれば揚がるほど元気に育つ」とされているので、お父さんたちは一生懸命でした。
・「初節句の凧揚げ」 *昭和62年(1987) 今から34年前
その伝統は、その後も続き、今から34年前の中村市でも、親類や近所の人たちが集まって、家紋と名前が染め抜かれた約3畳余りの大きな土佐凧を揚げていました。強い風に乗って、凧は一気に大空へと舞い上がり、それを確かめてから、みんなで祝宴をおこなっていました。
・「こいのぼり・のぼり・フラフ」 *平成5年(1993) 今から28年前
端午の節句を祝う物としては、「こいのぼり」のほか、高知県内では、「のぼり」や「フラフ」が広く使われています。特に、フラフは高知ならではの文化です。
・「たくさんのお祝いを揚げる家」 *平成9年(1997) 今から24年前
家によって、何を揚げるか、どれぐらい揚げるか等、変わってくるかと思うのですが、今から24年前、須崎市で初節句を迎えたあるお宅で揚げられていたのは、「のぼり」14枚、「こいのぼり」21本、「フラフ」1枚、「吹き流し」2本、「竿」も18本という超豪華版。多くの親戚からお祝いが届いたんだそうです。
【おもちゃ】
・「なつかしのおもちゃ」 【写真2、3枚目】 *昭和57年(1982)、平成9年(1997)、平成10年(1998)
今から39年前の昭和57年に、当時、昔のおもちゃを扱っているお店を取材した映像。巻玉という火薬を使う「百連発ピストル」や「めんこ」のほか、当時の子どもでは使い方がわからないぐらい古いおもちゃもありました。
平成に入ってから取材した高知市のお店では、古いおもちゃの鑑定もおこなっていました。当時、店内にあったおもちゃの最高額は、15万円!大正時代初期に作られた「ブリキの軍艦」でした。
【元気な子どもたち】
・「広っぱで遊ぶ子どもたち」 *昭和46年(1971) 今から50年前
子どもは、いつも、元気いっぱいです。考え込まず、悩まずに、毎日、素直にやりたいことを思いっきり楽しんでいた、あの頃。今は大人になった昔の子どもたちも、ちょっと気楽になって、子どもの頃を思い出してみるのは、どうでしょうか。
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