「平成元年高校総体」と「想い出の駄菓子屋」のアーカイブ
今回の「RKCアーカイブ」は、リクエストをいただいた2つのテーマ、「平成元年高校総体」と、「想い出の駄菓子屋」のアーカイブでした。
<平成元年高校総体(元年総体)> *匿名希望さん(高知市)からのリクエスト
・「64総体準備委員会」 *昭和60年(1985)
高知県で全国高校総体(インターハイ)が開催されることになり、準備委員会が設立されたのは、昭和60年(大会の4年前)でした。いろいろな準備が進みましたが、本番を開催する年になってすぐ、大きな出来事がありました。
・「昭和から平成へ」 *昭和64年(1989)
元号が「昭和」から「平成」に変わり、それまで、開催される年は「昭和64年」として、通称「64総体」と、ずっといわれてきましたが、名称が「元年総体」に変更されました。
・「元年総体マスゲーム」【写真1枚目】 *平成元年(1989)
平成に変わって、約7ヶ月後の8月1日。「元年総体」は、無事、盛大に始まりました。
まず、開会式で披露されたのは、男女高校生2400人によるマスゲーム(集団演技)。最後は、全員による人文字で、「平成元年」の文字を作り、大きな拍手を受けていました。
・「元年総体・県勢の活躍」 *平成元年(1989)
空手道(団体組手)…男子・明徳義塾<優勝>、女子・小津<準優勝>
男子ソフトボール…岡豊<優勝>
相撲(団体)…明徳義塾<準優勝>
サッカー…小津<県勢初のベスト8>など
また、競技の裏方として、県内の多くの高校生が支えました。
多くの成果を残した、今から32年前の高校総体でした。
<想い出の駄菓子屋> *章子さん(高知市)からのリクエスト
・「現代駄菓子屋模様 ~いかちゃんくの屋根の下で…~ 」 *平成15年(2003)
(今から18年前に取材した番組)
高知市の中須賀町。戦災による消失を免れたこの地域の一角で、昭和31年から営業を続けていたお店が「松村商店」。【写真2枚目】
しかし、みんなは、親しみを込めて、「いかちゃんく」と呼んでいました。お好み焼きや焼きそばの具に「イカ」を使っていたため、いつごろからか、この店は、「いかちゃんく」と呼ばれるようになったんです。【写真3枚目】
松村さん母子2代に渡って続けてきたお店は、子どもたちにとって強い味方といえる存在でした。
それから15年後…。
・「まるさんぽ・旭地区(eye+スーパー)」 *平成30年(2018)
昔と変わらぬ場所に「いかちゃんく」は、ありましたが、店の周りは、大きく変わっていました。
中須賀町は、緊急車両の出入りができなかったり、火事が起きやすくなったりするという課題があり、区画整理が進んでいるところでした。
「地域が明るい町になるのなら、立ち退きに応援する」と話す松村さん。しかし、「体力的に、もう復活は難しい」と、店が取り壊されたら、そのまま、「いかちゃんく」を閉めるつもりでいました。
お母さんからの時代を入れると60年以上、「いかちゃんく」は、たくさんの子どもたちの成長を見続けてきました。時代の流れの中で、お店は姿を消しましたが、想い出の駄菓子屋さんは、みんなの心の中に、残っています。
「RKCアーカイブ」では、皆さまからのご意見、ご感想や、もう一度見たい特集等のリクエストをお待ちしています。番組HP、お葉書でお寄せください。
郵便番号 780-8550 高知放送「RKCアーカイブ」の係まで。お待ちしています。
採用させていただいた方には、ささやかですが、Rケーシーの記念品「クリアファイル」を差し上げます。